期間限定アイコンネタです。前回は去年の10月にやりました。
1月11日付拙エントリーに、フラワーデモ参加者のスピーチで 「#withyellow運動」というのがあることを知りました。
なんでもネット上には、センター試験の日は受験生をターゲットとした痴漢をやりやすいという、とんでもない言舌が流布しているとのことです。試験に遅刻できないから、被害者が通報などのアクションを起こしにくいという理由によるものだそうです。
ビジネスインサイダー さんの記事によると、龍谷大学犯罪学研究センター博士研究員の 牧野雅子 さんの調査では「センター試験やその後に痴漢被害が多く報告されているという事実はない」とのことでした。ネットでたまにあるデマの類なのでしょう。しかしこの手のデマは、少数者に対するヘイトスピーチと同様、流す方は面白半分のつもりでも対象とされる方は大変な脅威を感じるという非対称性があり、非常に悪質なものと断じざるを得ません。
#withyellow運動とは、このようなネット言舌に対するカウンターで、次の二つの行動を予定しているそうです。
一つめは、ボランティアが試験日当日、何か黄色いモノを身に着けて電車に乗り、受験生を見守ろうというものだそうです。「あなたには味方がいる」という目印なのでしょう。
二つめは、スマホ向けの「痴漢レーダーアプリ」というアプリが無償公開されているので、それをインストールして、情報共有、証拠確保、通報に役立てようというものだそうです。
公式サイトはこちらで、アプリのダウンロードのための Google Play と App Store へのリンクもあります。
アプリの簡単な使い方については、公開元の株式会社キュカさんが作成された note の無料記事があります。
私も都合が合えば、「おさるのジョージ」に出てくる黄色い帽子のおじさんのコスプレでもして電車に乗ろうかと思ったのですが、当日は別の予定があるため参加できません。
そこで「痴漢レーダー」アプリのアイコンを、今年のセンター試験1月17~18日まで期間限定アイコンとしてお借りし、微力ながらよからぬ考えを抱く者への牽制としたいと考えました。
この手の情報を拡散することは、かえって「寝た子を起こす」というか、「スリに注意」のポスターがかえってスリに財布の場所を教える(ポスターを見た人が財布を触って確認するから)と言われるように、よからぬ考えを誘発するという副作用を招く恐れもあるような気もします。しかし結局、よからぬ考えを持つ者の数と、カウンターの数のどちらが多いかが、勝負を決するように思います。よからぬ考えを持つ者はしょせん一人一人がバラバラですが、カウンターは連帯が可能です。
NHKクローズアップ現代プラス「みんなでプラス」2020年1月10日付サイトです。
痴漢レーダー【公式】 さんのツイッターアカウントは、こちらです。
痴漢レーダー【公式】さんのリツイートで知ったのですが、アイコンデコッターを使って #withyellow丸 というのでデコろうという動きもあるのですね。少なくともツイッター上では、かなり多くの人がデコったアイコンを装着しているようです。
私もしいたけアイコンをデコってもよかったのですが、ふだん装着しているアイコンはなぜかアイコンデコッターとの相性がよくないので、いつものようにアイコンを丸ごと交換することにしました。
アイコンとヘッダ画像は、株式会社キュカ さんの App Store よりお借りしました。
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