だいたい毎週日曜日に、東アジアを中心に10か国前後につきGoogleが作成した新型コロナウイルス新規感染者数のグラフをスクリーンショットしてツイッターに流し、だいたい二週間ごとに、定点観測と称してそれらを拙ブログのエントリーにまとめてきた。
前回はこちら。
だがうちのブログは更新頻度があまり高くないので、二週間に一度だと記事一覧にこのシリーズの記事ばかりが並んでしまう。また二週間に一度では、グラフの形に大きな変化はなかなか発生しないように思われた。
四週間に一度くらいでいいかなと思った。だから今回は、前回から四週間ぶりの記事である。
ところがその間に、日本国内の新型コロナ新規感染者数が過去最多を連日更新するようになってしまった!
とうぜんネット界隈では大きな話題になっている。個人のブログが細々とウォッチを続ける意味なんてあるのかなという疑問が生じた。
それを言い出したら個人のブログなんて何を書いたって一緒だという説はあるが、さて措く。
もう一つ、ソースとして Goolge 作成のグラフを利用してきたのがよかったのかについても、疑問が生じた。
11月13日付のほうのNHK記事(上のブログカードの記事)によると、12日に更新される以前の過去最多は8月7日の1,605人とのことだが…
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201112/k10012708541000.html より
Google 調べによると、8月3日1998人が最多となっている。これは今日(11/17)スクショしたグラフだ。
「このデータについて」というリンクをタップすると、次のような記述がある。
他のサイトやソースとデータが異なる場合があります。
世界各国のデータソースが新型コロナウイルスについてのデータを追跡、収集しています。更新時間が異なるほか、データの収集方法も異なる可能性があります。
新型コロナウイルス感染症(COVID 19)の統計データ - Google 検索 ヘルプ より
そういうことはあるだろうなとは思うけど、ソースとして適切だったのかという疑問が生じる。
ためしに他のメディアを検索してみると、読売と時事はNHK同様8月7日1,605人だが、FNNと日テレは8月7日1,604人が以前の最多と報じていた。あんがい一致していなかったのだ。
だけど Google 調べは、日付も人数も他メディアと差が大きいようだ。
海外の新型コロナ感染者数を調べるのに Google がいちばん手っ取り早そうに思えたから Google を選んだのだが、これでよかったのかなと迷いが出た。
集めてしまったものは仕方がないので、スクショを貼っていくことにする。ブログタイトルに掲げた通り、今回は2020年11月第1週と第3週のグラフである。
トレンドとしては、そんなに間違ってないはずと願うしかない。
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日本。10月31日と11月14日。さきのグラフは第2波のピークにルーラーを合わせるため撮り直した。


韓国。10月30日と11月14日。日本とは桁が一つ違うが、カーブになだらかな上昇傾向が見られる。


台湾。10月31日と11月13日。日本とは桁が二つ違うが、スパイクが発生しているように見られる。


モンゴル。10月30日と11月13日。日本とは桁が二つ違うが、やはりスパイクが…
北半球が冬を迎えつつある影響だろうか? 心底やっかいだぞ、このウイルスは!


勝手に恒例、箸休めのアジア北東部の白地図。
ベトナム。10月31日と11月14日。


タイ。10月31日と11月14日。


シンガポール。10月31日と11月14日。
ベトナム、タイ、シンガポールは、抑え込んでさえいれば真冬のない南国の強みが見られる?


インドネシア。10月31日と11月14日。


フィリピン。10月31日と11月14日。


マレーシア。10月31日と11月14日。


東アジア域外から。オーストラリア。10月31日と11月14日。


インドは、この記事をきっかけにウォッチ対象に加えてみた。10月31日と11月14日。


隣国のパキスタンも。10月31日と11月14日。


ロイターの記事のブックマークコメントに「よく言われるようにパキスタンは、インドの隣国なのに感染者数1日600人台と少ないとは言えないが日本並みである謎」と書いてみた。600人台というのは10月第3週の数字である。
よその国の事情に口を出すのははしたないことだが、パキスタンもその謎ボーナスを生かし切れなかった気配がする。
またしてもウォッチ対象がじりじりと増えて13か国になっていたが、オーストラリア、インド、パキスタンは東アジア圏外ということで、タイトルに矛盾はないということにしておこう。
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