先週公開した拙エントリー「今年のGWは神戸町ばら公園、大野町道の駅、大野町バラ公園を再訪 - しいたげられたしいたけ」に、id:pochinokotodama さんから次のようなブックマークコメントをいただきました。ありがとうございました。IDコールお騒がせします。pochinokotodama さんは神戸市内の散策エントリーを数多く公開されています。
今年のGWは神戸町ばら公園、大野町道の駅、大野町バラ公園を再訪 - しいたげられたしいたけ
神戸ってと思ったら神戸町〔ごうどちょう〕って読むんですね。バラも綺麗ですが道の駅での商品がお買い得で落ち着いたら行ってみたいです。
2021/05/08 22:44
ちなみに隣県の三重県にもやはり神戸という地名があって、こちらは「かんべ」と読む。ウィキペによると「三重県河芸郡にあった町。概ね現在の鈴鹿市神戸各町にあたる。」とのこと。
歴史好きにはそこ拠点とされる神戸〔かんべ〕氏という名族が思い当たるはずで、織田信長が三男信孝を養子に押しつけて乗っ取った。信孝はのちに豊臣秀吉と対立して滅ぼされたため神戸本家は断絶してしまったが、神戸姓は今でも三重県でありふれた姓である。
さらにいらんことを言うと、信長は次男信雄を北畠家の養子に押し込んでいる。南北朝時代の北畠親房らを出した名門である。信雄は江戸期まで生き延びたが織田姓に復したため、北畠家はやはり断絶してしまった。ウィキペによると明治時代に復興されたとのことだが。
古い名家名門が戦国時代に有力大名の次三男を押しつけられて大いに迷惑したケースは、他にも中国地方の吉川家、小早川家などが思い浮かぶ。思いつきついでに現今の大相撲で若手として話題を巻いている若隆景の四股名の由来をぐぐると「なんじゃそりゃ?」的な情報が出てきたりする。とめどなく話題がずれるな。
またしてもお出かけの記録である。今回の新たな訪問先は、先週の訪問先である神戸町ばら公園に関してブログ記事を書くのに確認のため検索したところ、サジェストされたので知った。同町内にはごうど・ローズパークというもう一つの公園が、少し離れたところにあるのだ。
公式HPのリンクを貼る。
先週は花の盛りに少し早かったので再訪いや三訪を企てたのだが、ついでにここにも行ってみようと思いたった。
実家と同じ県内それも車で1時間もかからぬ距離にあるにもかかわらず、この町については知らないことばかりで驚いた。そういうことはありがちだけど。
経路検索すると本通りである「宮町通り」という二車線の立派な道路が、とつぜん車線減少して何があるかと思ったら神社の堀のようなものが現れたり…ストリートビュー貼れるかな? 興味深いのでよかったら見てやってください。工事中じゃないんですこれ。
こうまでして堀を残すということは、さぞかし由緒ある神社なのかと思ったらストビュで確認する限り小さな祠のようなものしか見当たらないし、キーワードをいろいろ変えて検索してもここがどういう場所なのかわからない。もっぱらヒットするのは、この宮町通りという通りの突き当りにある日吉神社というところばかりである。日吉神社は広い境内と三重塔を持っている。 大きな祭礼もあるようだ。
ひょっとして方角からするとこの鳥居は、ストビュを移動すると映り込む祠のものではなく距離の離れた日吉神社の一の鳥居で、堀と欄干も日吉神社のものだろうか? 謎だ。
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神戸町はいつかじっくり散策したいと思いつつ、目的地であるごうど・ローズパークに到着。養老鉄道というローカル私鉄線沿いの、細長い敷地である。
公園の北側に10台ほど停められる無料駐車場があった。
上の写真左端に見切れている公園名を刻んだ石碑。
さらにその左側にあるのは注意書きだった。文字起こしは省略。
三枚上のローズタワー(?)を、光線の都合で振り向きざまに撮り直した。
品種名と作出名、作出年を記した説明板がそこかしこに立っていた。ただし退色気味。
ブルー ボーイ
Blue Boy
蘭:インタープランツ 2000年作出
「ヨハン・シュトラウス」だけしか読めなかった。
プリンセス アイコ
Princess Aiko
日:京成バラ園芸 2002年作出
この説明板は完全に退色して読めなかった。
そこへ電車が!
カメラを構えている人は、撮り鉄ではなく、あくまで被写体はバラのようだった。
テツの気があるのは私かも知れない。スマホしか持ってないけど。
正直、バラ園としてはちょっとショボかったかな。バラの株も案内板も、写真を載せたのは全体のごく一部とは言え。
サンスプラッシュ
Sunsplash
米:J&P 1989年作出
線路と反対側の、住宅地ぞいフェンスを這った蔓バラの、にぎやかそうなところを撮って今回の締めにしよう。
神戸町ばら公園の三度目訪問の記録は「後編」で。
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