亡父の十と何年めかの命日だった。
実家の宗派だと、法要をやらなければならない年数に当たっていた。
だが老母の判断で、檀那寺でお経だけ上げてもらうことにしたという。
田舎のことで法事となると、親戚を呼んで法要の後に宴席を設けてと、大袈裟なことになりがちだ。
コロナ禍を口実にそういうのはパスし、面倒臭いことを言い出しそうな身内には最初から声を掛けなかったらしい。
わが母ながらナイス判断、GJ! と思わずにいられなかった。
法事・法要で面倒な思いをしたことは、拙ブログ過去記事を検索するとこの1件くらいしか出てこないが、アルコール弱くて宴会が苦手の私には、気伏せりだった記憶しかない。
そういう申し出に対応してくれた檀那寺の住職(うちの宗派では「ご縁さま」と呼ぶ)にも感謝したい。今どきはそれが普通なのかも知れないが。
寺の本堂でお経を聞いて、小1時間ほどで終わった。それで済むならいつもそうしてほしい。よく言われることだが、弔事は生きている人間のためやることだ。
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実家は古い家なので、無駄に広い庭にはいろんな木花草花が植わっていて、しばしば弊ブログのネタにしている。
前回は 4月15日付拙記事 にドウダンツツジとハナニラの写真を貼った。相前後してツツジも咲いたが、今年はブログネタにしなかった。
それらが去った後少し寂しくなったが、こんな花が咲いていた。
老母は何という花なのか知らないというので、例によってGoogleレンズを起動した。
「ハクチョウゲ」らしい。
漢字で書くと「白丁花」で「白鳥」ではないとのことだった。
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