数独（ナンプレ）の自己満足的プレイ記録である。前回はこちら。
ニコリ編著『ポケット数独 上級篇』(ソフトバンク クリエイティブ) を解いている。同書には Level7～9 が収録されており、Level7 を10問ほど解いてみたが苦労はするけどなんとか解けている。Level8 以上にチャレンジする勇気は、まだない。
解いた片端から記憶が蒸発してしまうのがなんとなくもったいなく感じるので、問題を転写した Excel のシートを保存している。そのスクリーンショットを撮り、そのままだと膨大な枚数になるので gifアニメ にするという試みをやっている。
今回は問2から4枚ほど gifアニメ を作ってみた。
目次
1枚目のgifアニメ(1択のみ)
Excelシートに問題を転写し、ローカル呼称「飛車にらみ」により埋められる空白マスを埋められるだけ埋めているところである。
「飛車にらみ」とは、特定の数字の入ったマスの上下左右をサーチし、その数字のない3×3ブロックにその数字を入れられるマスが1つしかないところを探すことである。この説明でわかりますでしょうか？
このあとすぐにローカル呼称「一気通貫」というのが出てくる。縦1列または横1行の空白マスで、入れられる数字が1つしかないところを探すことを、そう呼称している。
もう一つ「どっちに入ってもこっちしか残ってないだろう」とローカル呼称している手法があるが、今回は使わなかった。
「飛車にらみ」「一気通貫」「どっちに入ってもこっちしか残ってないだろう」は1つだけの数字を対象に検討する（以下1択と書く）。ゆえに検討する数字の種類は 1 ～ 9 の9通りだけである。
Level7 の問題を解くには、もう一つ「二国同盟」と呼ばれる手法をどうしても使わなければならない。具体例は続きを見てもらうとして、二国同盟では2種類の数字の組み合わせすなわち 9C2 = 36 通りの組み合わせを検討しなければならない（以下2択と書く）ので、体感的に難度がぐんと増す。
逆に言えば、2択を用いる前に1択で済む手法をできるだけ漏れなく適用しておくことが、攻略のコツのようだ。
…という説明は、数独プレイ記録の記事を書くたびに毎回説明している。くどい気がするが、さりとて書かないわけにもいかない気がするので、今回も繰り返した。
この問題は1択だけでは、あまり空白マスが埋まらなかった。
2枚目のgifアニメ(2択あり)
2枚目の gifアニメ は2択を最初に用いるところからである。
解説のため静止画も貼る。
1と5に着目すると、最下行の空白マスで網掛けしたところには、いずれの数字も入れられない。
最下行で網掛けのない空白マスは2つしかない。これらのマスには1か5のどちらかしか入らないことがわかる。
さらに下段中央の3×3ブロックにはすでの3があるので、最下行で3が入る空白マスは右から2列目しかないことがわかるのである。
こうした解き方を「二国同盟と一気通貫の組み合わせ」と呼んでみた次第。
次に上から2行目に着目する。1択で埋められるマスは埋めておく。飛車にらみと一気通貫により、右端の空白のマスにもう一つ3が入れられる。
二国同盟を連続使用する。5と6に着目すると、上段中央3×3ブロックで5と6しか入れることのできない空白マスが2つ特定できる
この時点で上から2行目の空白マスは3つ。そのうち右から2列目の空白マスに着目すると、このマスには1と7が入らないことがわかる。
そうすると上から2行目、右から2列目の空白マスに入れられる数字は6しか残っておらず…
ここに6を入れると、上段中央3×3ブロックの二国同盟が次々と解消されるのである。
3枚目のgifアニメ (1択のみ)
3枚目の gifアニメ は、1択で定まる空白マスをもう少し埋めている。
さらに1択で埋められる空白マスを埋められるだけ埋めているのが、次の3枚目の gifアニメ である。あとで考えたら1択で埋めているところをまとめればよかったけど、そういうことは後になって思いつくもので…
4枚目のgifアニメ(2択あり)
もう一度、2択を使わなければ埋められない局面が出現した。その様子を最後の4枚目の gifアニメ で示す。
ここも静止画で。上から3行目に着目すると、2と7の二国同盟を作ることができ…
同行の4つの空白マスのうち右の2つすなわち右側上段3×3ブロック中の空白マスには、2か7のどちらかしか入らないことがわかるからだ。
そうすると上から3行目の残り2つの空白マスのうち、左から2番目（上段中央3×3ブロック中）の空白マスには9を入れることができないから…
左から2列目の空白マスに9が入る。
以降、gifアニメは1択で埋められるマスをもう少し埋めるところが続くが、最後まではやっていない。
最後まで埋めた様子が下図で、解答編P114の正解図と一致している。
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