自己満足的数独(ナンプレ)のプレイ記録である。前回はこちら。
今回は書くことがたくさんある。タネ本『超激辛数独1』4段階の難易度Level9、9+、10、10+のうちP54 47から最難のLevel10+に突入したことが、そのうちの一つめだ。
二つめは、『超激辛数独1』を始めて初の連敗(3敗目、4敗目)を喫したことだ。ここでいう敗北とは、Solutions(解答編)に載っているヒントを見たことである。
2月22日付拙過去記事 に書いたP35 28(Level10) 以来、まあ快調に解いてこれたんだけどなぁ。
Level10+ の最初の問題であるP54 47は既存の知識の範囲で解けた。
P55 48の初期値を例によって背景色黄色で示す。作者は ぶろちゃん さん。
わが解法アルゴリズム「2択先書き法・改」にて、初等的に埋められるマスは埋め、埋められないマスは候補の数字メモを書き尽くした状態が、次図である。
数字のフォント色を変えていることについては、拙過去記事を参照してください。
この難易度の問題となると、下から4行目最左列と右から4列目の2と3二国同盟(ニコリさん呼称「予約」)の結果を反映させることは、初等解法の範疇だろう。
それから左から3列目の上から2行目の3がローカル呼称「一気通貫」により確定すること、この3を手がかりにいくつかの数字が確定すること、右側上段3×3ブロックで1、8と2、4、5の「予約」が成立していることまでは見つけた。
だがここから先が進まなかった。
2晩ほどだったか寝かせて、けっきょくP113のヒントを見てしまった。
関係のある所だけ抜き出すと…
Aa・Ah・Ea・Eh…9井桁
あああああ! またしても見逃し。前回の敗北と同じパターンだった!
なんてことはない素直なX-Wingだったのに、なんで見つけられなかったんだろう? 上から1行目と下から2行目のメモに9が多く残っていたから、迷彩の役割を果たしたのだろうか?
これにより下から2行目左から3列目に確定した7を手がかりに多重選択を崩壊させ最終形を導くことができたが、こういうときの徒労感ったらないよね。
Solutions P113 と一致している。
そして続くP56 49。作者は G さん。ご覧の通りの凝った初期値の配置だった。
なんだか悪い予感がした。これまでの初期値に凝った問題は、わりとスムースに解けるケースが多かったような記憶はあるものの。
「2択先書き法・改」アルゴリズムにて埋められる数字は埋め尽くし、埋められなかった空白マスには候補の数字のメモを書き尽くした状態が、下図。初等~中等解法で埋められるマスが比較的多かった。それらの数字は確定した順にExcelカラーパレットの左からフォント色を与えているので、図がカラフルになった。
しかし、今回は比較的空白マスの数が少なかったにも関わらず、またしてもここからピクリとも動かなくなった。
これまでのような見落としミスかなと思い、前回48にかけた以上の時間、寝かせたが埒が明かなかった。
挫折感に苛まれながら、P114のヒントを見た。
(ABI・aei)…5井桁
3連井桁か!
英語名 Swordfish(メカジキ法)で知られる上級解法である。
ネットで調べて予習はしていたつもりだったが、実地で登場すると初見での対処は難しかった。
詳細な説明は、次のサイトがわかりやすかったのでブログカードを貼る。
この問題では、前掲図の状態で最上行、上から5行目(下から5行目でもある)、最下行に着目すると、空白マスに入る候補に5が残っているのは最左列、左から2列目、最右列だけである。
最上行では最左列か左から2列目に入れるしかない。
今もし最上行最左列に5が入るとしたら、上から5行目で5の入る列は最右列のみである。そして最下行では残る左から2列目に5が確定する。
そうではなくもし最上行左から2列目に5が入るとしたら、上から5行目は最左列に、最下行は最右列に5を入れるか…
上から5行目は最右列に、最下行は最左列に5を入れるしかない。
すなわち最上行、上から5行目、最下行は最左列、左から2列目、最右列のどこかに5が入るのだ。
そうすると5が未確定のそれ以外の行では、最左列、左から2列目、最右列の空白マスの候補から5を除外することができる。
上掲図において最右列下から3行目に確定した7を手掛かりに、多重選択を一気に解消することができた。
最終形を示す。Solution P114と一致している。
うーん、悔しい! まるで以前野球経験ほどんどないにもかかわらず草野球に駆り出されたとき、相手のピッチャーが明らかに経験者で「緩いタマ」「緩いタマ」「剛速球」により三振を食らったときのような悔しさだ。他人に通じるような喩えを使いなさい>自分
一番不安なのは、次に3連井桁が出てきたとき適切に対処できる自信がまったくないことだ。