自己満足的数独のプレイ記録である。前回はこちら。
タネ本『超激辛数独1』には91問が収録されているが、残りの問題数が片手で数えられるほどになってきた。
次どうするかというと、2しかないじゃないか。たいていマーケットプレイスで美品が手に入るから、ニコリさんには悪いけどいつもそうしている。マケプレは新品に比べて着まで時間がかかるから、早めに発注したら早々に届いてしまった。
少ないとはいえ1の問題が残っているのに手に入れても、寝かしとくしかないんだよね。いいけど。
話を戻して、今回解いたのはP94の87。難易度はLevel10+、作者は 高由良りむ さん。いつも通り初期値を背景色黄色で示す。
最初にローカル呼称「2択先書き法・改」にて埋められるマスは埋め、埋められないマスには候補の数字を埋め尽くすことを試みるのだが、今は候補の数字を埋めつつある段階で、井桁のチェックも同時進行で進めている。
次図は5が候補として入るマスのチェックを行っているところ。訳あって1~4と7~9は、先に候補のメモを書き尽くしている。初期値の5が飛車にらみしているマスは灰色で着色している。
Be・Bh・Ge・Ghに列方向の単純井桁が見つかった。これによりe行とh行の空白マスに入る候補から5を除外することができる。
なおローカル呼称「井桁ケンカせずの法則」により、候補に5が残る空白マス(ADFH・afgi)が行方向4連井桁を構成することも、エラーチェックのために確認すべきだろう。
井桁を構成するマスを濃いめの橙で、井桁により候補から5が除外されるマスを薄めの橙で着色している。
続いて候補に6が入る空白マスのチェックをしているところ。これで1~9の候補のメモを書き尽くしたことになる。この図も初期値の6が飛車にらみするマスは灰色で着色している。
(BEI・dhi)が列方向3連井桁、(ACGH・abfg)が行方向4連井桁を構成している。井桁を構成するマスを濃い橙で、井桁により6が候補から除外されるマスを薄い橙で着色している。
この図で着目すべきは、G・H・I列にローカル呼称「2の2の3」解法を適用することにより、Hbからも候補6が除外されることである!
やっていて自分でもちょっとびっくりしたのだが、井桁と「2の2の3」は候補を除外する理屈が違うから連続適用が可能なのだ!
このHbの候補から6が消えるというのが重要で、これによりH列には2・3・8の予約(3国同盟)または5・6の影の2国同盟が判明するのだ!
これによりHf、Hgから5・6以外の候補が消える。
ここまで候補を絞り込んだ状態で、各数字の井桁チェックをもう1度おこなう。
8を検討すると…
(ACF・afg)の行方向3連井桁、(BEHI・dehi)の列方向4連井桁が出現するのだ!
これらの井桁により8が候補から消えるマスのうち、Chは7が確定する。
この7がきっかけで、多重選択の連鎖的解消が始まった。
得られた最終形を示す。SOLUTIONS P123と一致している。
さて同ページのヒントには何と書いてあったかというと…
Be・Bh・Ge・Gh…5井桁
(BEI・dhi)…6井桁
Hb・He・Hh…2・3・8予約
(afg・ACF)…8井桁
ええっ、6の「2の2の3」に関する説明はナシ?
それがないと、ヒント2行目と3行目のつながりが意味不明じゃないかと思うのだけど。
いつも疑問に思うのだがローカル呼称「2の2の3」解法は、決して難しいものではなくまた使える機会だって多いのだが、タネ本巻頭の「解くときの考え方」に載ってないのみならず、数独(ナンプレ)解法解説サイトでも見た記憶がない。
なんでだろう?