自己満足的数独(ナンプレ)のプレイ記録である。前回はこちら。
今回はニコリ『超激辛数独4』P50 43を取り上げる。難易度は同書中最高のLevel10+であり、ニコリさん超激辛シリーズ1、2の終盤で取り組んだ難問たちのテイストを感じた。問題を解くとっかかりを見つけただけでは足りず、そこからもう2~3段階の粘りが必要だったという意味である。作者 U・U さん。初期値を背景色黄色で示す。
初等解法で埋められるマスは埋め、埋められないマスには候補の数字を書き尽くした状態が次のスクリーンショット。
まず見つけたのがAd・Ae・Afの3・6・8 3国同盟だった。これによりA列および中段左側3×3ブロックの候補から3、6、8が除外できた。
この結果を受けてf行に2・9 隠れ2国同盟が発覚した。この結果、BfとIfから2と9以外の候補が除外できた。
するとCc・Ec・Cg・Egに3の行方向単純井桁が成立するのが見つかった。これによりC列とE列のいくつかのマスの候補から3が除外できた。
するとe行の空白マスで候補に3が残るのはAeだけになった。よって同マスに3が確定した(ローカル呼称「一気通貫」
だかこれで多重選択の連鎖的解消が始まらないあたりがLevel10+問題である。
Aeに3を確定させて候補の数字を整理し、1~9について消せる候補はないか再チェックした。
中段3×3ブロックにおいて8につきローカル呼称「2の2の3」が成立していることが見つかった。これにより右側中断3×3ブロックのd行、f行から8が除外できた。
だがこれは直接の進展には結びつかなかった。
ここでちょっと手が止まった。
解決につながったのは、C列に3・7隠れ2国同盟を見つけたことだった。
これによりCcとCgから3、7以外の候補を除外でき…
Gc・Ic・Gg・Igに8の行方向単純井桁が発覚した。
これによりe行において一気通貫でHeに8が確定し、この8をきっかけに多重選択の連続的解消が始まった。
最終形を示す。SOLUTIONS P112と一致している。
4枚上のスクショでは、やはり8について検討している。「2の2の3」と「井桁」はそれぞれ別の理屈だから独立に適用が可能であることは、以前も論考した記憶がある。だが何となく気持ち悪い印象が残る。
後から検討したところ、今回の問題に限っては4枚上の「2の2の3」を飛ばして2枚上の単純井桁のみ適用しても、同じ結果が得られたようだ。
結果論というやつで、だから手掛かり探すのをやめろとか手加減しろとかいうことにはなるまい。
ちなみにP112のヒントには
Ac・Ag…5・7予約
Cc・Ec・Cg・Eg…3井桁
Cc・Cg…3・7予約
8…Gg・Ig→He…8
と書いてあった。
1行目は上から3枚目(7枚上)のスクショに、2行目は上から5枚目(5枚上)のスクショに、3行目は上から7枚目(3枚上)のスクショに、それぞれ対応している。
4行目が、よくわからない。この書き方はニコリさん呼称「いずれにしても理論」のもののはずだが、前述の通り「Gc・Ic・Gg・Ig…8井桁」とすべきではなかろうか?
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