週一か二週に一度、実家の様子を見に行っている。その折に身内の無聊を紛らわせるため、車で近場に連れ出している。身内は行ったことのないところに行きたがるので、毎度、行先に苦労している。
今週は候補地を2か所くらい調べていたのだが、いずれも乗り気でなかった。逆に「稲沢市の万葉公園」というところを提案された。
どこだそこは?
「一宮市の萬葉公園だったら先週行ったでしょ」と尋ねたところ、わかっているがそこじゃないとのことだった。
検索してみた。稲沢市ではなく三重県県いなべ市に「万葉の里公園」というところがあるようだった。
岐阜愛知ほどではないが、実家から三重県北部はそんなに遠くない。ここでよければ行きましょうか、と言ったところ、三重までは行きたくないとの返答だった。どないせいっちゅうねん? 言わなかったけど。
では稲沢市で花の名所というとどこだろう、と調べたら「愛知県植木センター」というところがヒットした。もう期間終了してしまったが、3月2日(土)~3日(日) には「梅まつり」というのもやっていたようだったし、広い無料駐車場もあるようだったし、ここに行ってみようということになった。つか、そういうことにした。
稲沢市の万葉公園(?) の正体は、今のところわからずじまいである。
門標。この右奥に駐車場があり、左奥に本部棟がある。
本部棟と案内図。
弊ブログ勝手に恒例、Googleレンズによる文字起こし。改行位置、変更しています。以下同じ。
ようこそ植木センターへ
愛知の植木生産は、全国有数の規模で、その多くが稲沢市で生産されています。
そこで愛知県は、植木生産振興を図るため地元の協力を得てここ稲沢市に「愛知県植木センター」を昭和61年6月にオープンしました。
ここでは、緑化用樹木の生産や造園に関係する方々のため次のような業務を行っています。
研修
緑化用樹木生産者等の技術向上や後継者の育成をめざした生産技術、造園技術の実習を中心とした研修
調査研究
緑化用樹木の生産及び造園に関する技術の調査研究
相談指導
緑化用樹木の生産及び造園に関する諸問題について相談指導
情報収集
緑化用樹木の生産及び流通に関する情報を収集して生産関係者に提供
また、4.0haの場内には、約550種を超える緑化用樹木、果樹が植栽してあります。実習場では実技研修で施工された研修庭園や整枝剪定して仕立てられた庭木等もご覧いただけます。
当センターの利用時間は午前9時から午後5時までです。
(土曜・日曜・祝日、年末年始は休業です。)
「ウメ品種園」の方向を見たところ。
説明書きの部分だけを文字起こしした。下半分は展示種の一覧だった。
ウメ品種見本園
ウメは中国から渡来したものですが、サクラとともに日本の春を代表するほど愛着をもたれています。
このコーナーには、鑑賞用(花梅)と果実用 (実梅) に改良された園芸品種104種類展示してあります。開花は2月下旬~3月中旬にかけて見ごろです。
読んでくださっている方には関係ないけど「園芸品種104種類」の「104」のところは、薄っすい文字で張り紙修正されていたのだが、Googleレンズは間違えずに読んでくれた。すごすぎ Σ(゚Д゚;
ウメの盛りは明らかに過ぎてるなぁ。
根元に立っている品種札には、拡大すると「紅加賀」と書かれていた。
比較的花を残していた木。
品種札、幹に掛けられている札どちらにも「豊後」と書いてあった。
ウメ品種園の向こうで咲き誇っていたのは、またしてもカワヅザクラだった。
今シーズン、カワヅザクラの写真ばかり何度貼るのかという気がしないでもないが、さりとて貼らないと今回のエントリーは淋しさが増す。
カワヅザクラ
(河津桜)
原木は伊豆半島の河津町にあるカンヒザクラと他種(オオシマザクラ)の雑種と推定される
さきのウメ根元の品種札にも、もう少し詳しい説明書きがあったが、めいっぱいズームしても読み取れず文字起こしできなかった。
ただしこのカワヅザクラは「サザンカ品種見本園」スペースに立っているようだった。
「ツバキ科 紅サザンカ」。
紅サザンカの隣に立っていた看板。
今回も説明書きの部分だけ文字起こし。その下は品種名の一覧だった。
サザンカ品種見本園
花の少ない晩秋から初冬にかけて庭先を彩るサザンカは、日本の西南地域に分布する白花の自生サザンカから生じた日本特産の花木です。江戸時代より多数の園芸品種が栽培され、現存品種数は約300品種です。
植木センターには地元産の品種をはじめ33品種を展示しています。
ウメとカワヅザクラが咲いてからソメイヨシノが咲くまでの間にも、ブランクあるよなぁ。誰かいい品種、開発してくれないかしらん。
それはともかく、これも紅サザンカ。
いったんウメ品種園の方に戻った。「開運梅」。
「黄金鶴」。
「筋入り春日野」。
「筑紫紅」。
「曙枝垂」。
園の外周にはヒトツバタゴの高木が植えられていた。別名ナンジャモンジャ。見頃はさぞかし鮮やかであろう。つかこの施設のいちばんの見頃って、一体いつなんだ??
サザンカ品種園のほうに行ってみた。ウメよりサザンカのほうが、花を残した木が多かったような。つかサザンカの花の寿命って長いよね。
「笑顔」。
「絞り笑顔」。
「美濃の誉れ」。
「伊達錦」。
「緋の司」。
これはカキツバタ品種園の外周にあったシセントキワガキ。カキノキ科カキノキ属とのことだが、観賞用なのか食用になるのかは、わからない。
ヒトツバタゴまたあった!
これはキンモクセイ。聞いたことのある木、聞いたことのない木とも、膨大な数の見本木があった。
マップによるとアジサイ品種園も広大なようだったが、明らかに季節が違うので足を踏み入れなかった。
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近かったので、過去に何度か来たことのあるJA愛知西産直広場にも寄ってみた。
「買い物」ともカテゴリーしたが、先に書いてしまうと、この日は何も買わなかった。
イチゴのシーズンということで、「1時から5時まで1-5タイム」という構内放送が何度となく流されていた。
甘夏。
岐阜産 大特価!! しいたけ。
ジャガイモにニンジン。
精米コーナー。
各地JA産直の愛称が書かれた幟たち。
愛知県は花卉出荷額日本一だけあってか、ここは切り花売り場の面積も広い。
春のお彼岸が近いせいか、仏花の値段が高めのような。ぶっか高(言いたかっただけ
鮮魚店。
この産直の特徴は、なんといっても鉢植え花の売り場面積が広いことだろう。
ペチュニア。
左、カンパニュラ。右、ラナンキュラス ラックス。
左、ゼラニュウム。右、ルピナス。
左からクリスマスローズ半八重、クリスマスローズ八重、サフィニアアート。
左からルピナス、マーガレット、メリアンサス、マーガレット。
左、ガーベラ、右、ネモヒラ。
ビオラ。出荷されて店頭に並んでいるのだから当然とはいえ、植木センターよりここの方が華やかだ…と言っちゃまずかったかな?
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