一昨日(6/14)、弊ブログのHTTPS化を行ったことを記事に書いた。何かトラブルが起きるだろうなと思っていたら案の定だったので、自分の記録のためにエントリーを起こす。これで終わりじゃなかろうから、ブログタイトルには「多分その1」というふざけた通し番号をつけた。
目次
- Google Search Console から「証明書にドメイン名がありません」というメールが届いた
- クリック募金の外部リンクによる画像データが表示されなくなった
- 2016年以前に貼った Amazon 詳細商品の画像データがリンク切れになった
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Google Search Console から「証明書にドメイン名がありません」というメールが届いた
色白おばけさんが昨日(6/15)付で報告していたのと同じ内容だと思います。
うちは G-mail をスマホのメアドに設定しているから、スマホに届いた。
こんなの。
内容を要約すると、「あんたのサイトの SSL / TLS 証明書にあんたのURLが登録されてないよ。他人が開くと危険だというメッセージが表示されるから何とかしてね。すでに TLS 証明書を置き換えている場合は、このメッセージを無視してね」というようなことだった。SSL / TLS 証明書とは、HTTPS 配信において「このサイトは信用できる」ということを証明するために「認証局」と呼ばれる団体が発行するデジタル証明書である。合ってるよね?(誰に訊く?
そんなもの、どうやって個人で対処したらいいんだ?
なにはともあれ、まずは SSL / TSL 証明書が発行されていることを確認するしかない。発行されていなければ、「はてな」サポートに連絡して対応を待つしかなかろう。
私がふだん使っているブラウザは Chrome だが、個人的には SSL / TSL 証明書の確認は IE が一番わかりやすいと思っている。
IE のアドレスバー右端にある鍵のマークをクリックすると、こんなポップアップが表示される。
「証明書の表示」という青文字をクリックすると、こんなダイヤログボックスが表示されるのである。最初に表示されるのは「全般」タグだが、下のスクショでは「証明のパス」タグに切り替えている。
ちゃんと発行されてるやん?
これは「このメッセージは無視すればよい」というパターンかな?
果たして今日(6/16)、こんなメールが届いた。Google による監視が開始されたとのことだった。
つまり、証明書の発行から確認まで遅延があり、ただ待っていればよかったということだろう。たまにあるとは言え、人騒がせな。
クリック募金の外部リンクによる画像データが表示されなくなった
うちはパソコン画面のサイドバーと、スマホ画面のフッタに、クリック募金へのリンクを貼っている。
そのうち dff.jp の「クリックで救える命がある」のバナーだけが、リンク切れで非表示になった。ページ移行は可能である。
スマホの方のスクショを示す。
因果関係はさだかではないが、HTTPS化直後に見つけたので、おそらく原因はそれだろう。
対策はすぐ思いついた。Brother Earth と ウエブベルマークは、ダウンロードしたバナーを「はてなフォトライフ」に保存しているが、dff.jp だけは先方のサーバへのリンクなのだ。「直リン」というやつだ。
dff.jp が提供しているリンクタグがそうなっていたのだから、そうしたまでだ。
リンク先が “https” ではなく “http” になってるな。「混在コンテンツ問題」というやつかな?
だから、「クリックで救える命がある」の画像データもダウンロードしてフォトライフに保存し…
リンクタグの画像URLを、フォトライフへのURLに書き換えればよかろう。
結果、めでたく再表示された。
だが著作権的にこれでいいのかは知らない。もし万が一怒られたらリンク外します。そんなことはないと思うけど。
2016年以前に貼った Amazon 詳細商品の画像データがリンク切れになった
ブログカードというやつだ。現象を最初に見つけたページのスクショがこれ。2016年6月 に書いたエントリーだった。
正常な表示は、こう。後述する手順で修正した後に撮ったスクショである。
最近書いたエントリーでは、そういう現象は発生していなかった。これは 約一週間前の6月8日 に書いたエントリーだ。
「そういうことが起きるよ」と、どこかで読んだうろ覚えの記憶はあったが、思い出せない。ブックマークも残していなかった(HTTPS化に関しては、関係ありそうなエントリーに無言ぶくまをいっぱいつけた)。
「削除して貼り直すのが一番早い」というようなことが書いてあったと思う。そりゃそうだろうと思った。
しかし問題は、そういう不具合がいつから発生しているかだ。
調査のため、商品画像がリンク切れになったブログカード残したまま、新たに同じ商品のブログカードを貼ってみた。そして「HTML編集」画面から、生成されたタグの違いを調べてみた。
違いを色文字で示す。
新(OK)
<img class="hatena-asin-detail-image" title="著作権の考え方 (岩波新書)" src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/21KNR7N5J1L._SL160_.jpg" alt="著作権の考え方 (岩波新書)" />
旧(NG)
<img class="hatena-asin-detail-image" title="著作権の考え方 (岩波新書)" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/21KNR7N5J1L._SL160_.jpg" alt="著作権の考え方 (岩波新書)" />
これも古い方はリンク先が “http” だから「混在コンテンツ問題」なのだろう。
調査方法としては、過去記事を “http://ecx.images-amazon.com” で検索すれば、画像がリンク切れになったAmazon商品詳細ブログカードを含むページが出てくれた。
調査の結果、2016年12月以前に貼ったブログカードが全滅しているのがわかった。
あまりの多さに、ちょっとめげた。
時間をかけて、少しずつ手直しするしかなさそうだ。
なお、よく似た現象が、他人のブログやブコメへのリンクのブログカードでも発生していることを把握している。
対応方法も、同様の手順で可能のようだ。すなわちタグの違いを調べて古い方のタグを検索し、ブログカードを貼り直すというものである。
ただし、これも膨大な数がありそうだ。
追記:
id:minimalgreen さんから言及いただきました。ありがとうございます、光栄です。
つか id:minimalgreen さんのページは、独自ドメイン使用の「はてなブログ」HTTPS化に関連する知識を幅広く集めているので、お勧めです。当方からもリンクを貼らせていただきます。
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