自己満足的数独(ナンプレ)プレイ記録である。ニコリ編著『ポケット数独 上級篇1』(ソフトバンク クリエイティブ) P83 の76 をとり上げた前回11月30日付拙記事では、これまでやったことのない解法パターンが登場したことを書いた。
今回は同書 P84 の77 をネタにさせていただく。2問連続でネタにするのは弊ブログでは珍しいが、2問連続で同じ解法パターンが使えたこともまた珍しかったので。前回は初めて見る解法パターンだったと書いたが、2回連続したら初めてじゃないな。何を言ってるんだ私は、google:小泉進次郎構文 か?
問題の初期値を背景色黄色で示す。
初等的解法で埋められる空白マスを埋め、埋められなかったマスには候補の数字をメモ書きしたのが次図。いわゆる「2国連合」は重要なので、メモの文字を大きくしている。同一3×3ブロック中で2択になる候補は、フォント色を赤にしている。これは弊ブログで「2択先書き法・改」とローカル呼称している攻略法にもとづく。
中段の3つの3×3ブロック中の、3 に着目する。左側3×3ブロック中で7と、中央3×3ブロック中で4と、それぞれ2国同盟を構成していることが目を引く。
ところでこの2つの3×3ブロック中で3があるのは、上から4行目と5行目である。上から6行目(下から4行目)に3があるのは、右側3×3ブロックだけである。
もし右側中段の3×3ブロックで3を上から4行目ないし5行目に入れたら、中央3×3ブロックもしくは左側3×3ブロックのどちらかで上から4行目または5行目に3が入れられなくなる。
よって右側中段3×3ブロックでは、3は上から6行目にしか入れることができない。すなわち4行目と5行目に入る数字の候補から、3を除外することができる。
これにより上から5行目(下からも5行目)最右列空白マスに入る候補は1と9だけになり、そうすると同行右から4行目の19と「2国同盟」が成立するため、上から5行目の他の空白マスに入る候補から1と9が除外できる。
よって上から5行目、右から5行目(左から5行目でもある)の7が確定する!
この解法は、前回11月30日拙記事でブレークスルーとなったものと同じである。同記事で解いた76では、上から1~3行目で同様の状態が発生した。列で同じことが起きる場合もありうるだろう。
何かローカル呼称を授けたいが、さしあたっていい考えが浮かばない。何か思いついたら追記しよう。
追記:
よく見たら 11月23日付拙記事で解いたP78 71も同じ解法パターンだった。
ますます名前が欲しくなった。
3行中2行に特定の数字がある2ブロック、3行にその数字がある1ブロックが揃うと、最後のブロックの3行目以外の候補からその数字が削除できるってことで、これから3列中2列、2列、3列というのが出てくるかも知れないから、「仮称:2の2の3」でどうだろう?
2大方針「名は体を表す」「長すぎない方がいい」のうち前者がイマイチだが、もっといい呼称が思いついたら差し替えればいい。
追記おわり
ともあれ、ここから最終形まで一瀉千里であった。
これまでの弊ブログであればgifアニメにまとめるところであるが、自分で作っておいてgifアニメはわかりにくいわかりにくいとばかり言っているし、今回に限っては初等解法で埋められたマスが比較的多かったため最終形までのフレーム数が少なく済んだので、珍しくgifアニメ化しないで最終形まで静止画を貼ることにしよう。
今回のエントリーで「珍しく」と言うのは3度目だな。
候補数字のメモ書きを、フォントの色を目立たなくして残しているのは「候補メモ最後まで残す法」とローカル呼称する攻略法である。おっとここでも期せずして小泉構文が!
うーん、gifアニメがわかりにくい原因がわかった!
静止画もわかりにくかったからだ!
この理由、自分の中ですげー納得度高かったが、それじゃどうすんだこれ?
最後に候補の数字を全削除した最終形を示す。タネ本P123 の ANSWERS と一致している。