追記:
すみません、この記事に間違いが見つかりました。本文中に訂正記事へのリンクを追記しています。
追記おわり
自己満足的数独(ナンプレ)のプレイ記録である。今回の要旨は2点で、一つは4連井桁を使って解いたことと、もう一つはヒントを見たら4連井桁なんて書いてなくて書いてあったことが私には理解できなかったことである。4月29日付拙過去記事と、そっくりな結論である。
今回チャレンジした問題は、タネ本『超激辛数独1』P85の76。難易度はLevel10+、作者は はあさん さん。いつも通り初期値を背景色黄色で示す。
直近は初期値を示した直後に「2択先書き法」とローカル呼称する解法アルゴリズム適用後の図を示していたが、今回は必要あって2択先書き法適用中の図も示す。
まずは初期値の2が飛車にらみを効かすマスを、背景色灰色で示す。これによりEhに2が確定する。初等解法で確定した数字には、追跡のため確定順にExcelカラーパレットの左からフォント色を与えているので、文字色が「濃い赤」になっている。
次に3の飛車にらみをチェックする。同一3×3ブロックで3が候補として入る空白マスが2択となる場合、空白マスを埋める手がかりとなる重要情報なのでフォント色赤でメモする。これが「2択先書き法」と命名した由来である。すべての候補を埋めるのは2巡目以降で、その場合フォント色は黒。すぐ次で出てくるが例外あり。
なんで1から始めないかというと、この問題の場合1の初期値は1つしかない。初期値が多い数字からチェックを始めるか、または初期値が少ない数字のチェックを後回しにすると、手間が若干省けることがあるのだ。「改」と銘打っているのは、そうした細かい工夫をいくつかつけ加えているからである。
さて4。Ebが飛車にらみで確定するが、次図には反映済みでEbの飛車にらみも含めて背景色灰色に着色している。
私事でごめんなさい。5月1日・2日の拙記事にて述べた修行(?)の結果、井桁や3連井桁であれば飛車にらみ1巡目チェックの段階で気づくようになってしまった!
上図の場合、Ad・Dd・Ag・Dgが行方向井桁、(CFH・efi)が列方向3連井桁。井桁を構成する空白マスには、背景色濃いめの橙で着色し4をフォント色黒でメモ書きした。これらの井桁の交点(延長線含む)には、薄めの橙で着色した。薄めの井桁には、初手から4をメモ書きしない。
難易度高い問題では、メモ書きの数は少ない方が迷彩にならないしミスも減るので、初めから少ないに越したことはないのだ。
5、6を省略して(発覚した5の2択のみ反映)7をチェックする。下段中央3×3ブロック中のDi、Eiが2択だが、ニコリさん呼称「いずれにしても理論」により下段左側3×3ブロック中Ihに7が確定する。こういうのが2択先書き法のご利益の一つだと思っている。
この7を手がかりにGa、Ac、Be、Efが順に確定し、スタート時点の下段3×3ブロックのうちDiまでも確定させてしまうのである! 初~中級の問題を解いているときは、こういう発見もまた楽しかったりするが、Level10+ではそうそうお目にかかれない。
続く8では、Eaが飛車にらみで確定する。それも含めて背景色を灰色にした。
Ce・Ci・He・Hiが列方向井桁、(ABH・bdg)が行方向3連井桁である(背景色濃いめの橙)。8のメモ書きを省略できる空白マスは薄めの橙で示した。
今回の決定打となったのは9である。
ローカル呼称「一気通貫」によりAhが確定し、そのAhの飛車にらみでBaも確定するのだが…
ここで4連井桁、一名「ゼリーフィッシュ法」が適用可能なのを見つけた!
(DFGI・efgi)行方向である。これによりEcの9を確定させることができた!
追記:
すみません、上図で4連井桁は成立していません。訂正記事を作成しましたので、詳細はそちらを参照願います。
追記おわり
後回しにした1のチェックも含め、2巡目で候補の数字メモ書きを埋め尽くした状態を次図に示す。
ここからすぐに見つかるAe・Afの1・6予約(2国同盟)を手がかりに、多重選択の連鎖的解消を導くことができた。
最終形を次図に示す。Solutions P120と一致している。
さて問題はヒント、同じP120に…
Ad・Dd・Ag・Dg…4井桁
Ce・Ci・He・Hi…8井桁
(AFH・efi)…6井桁
Ci・Fi・Hi…4・6・8予約
と書いてあった。
上2行は前述した私のチェックと同じだった(3連井桁によるクロスチェックはなし)。
だが3行目と4行目が、わからない。
2つ上の図と見比べて、6の3連井桁も最下行の3国同盟も、見つからないのだが??
9の4連井桁による確定と候補削減を行わなかったら、3連井桁や三国同盟が見つかるのだろうか? いずれも候補の数は少ない方が見つけやすいと思うのだが。
謎だ。
数独関連エントリーはサムネイルがワンパターンになりがちなので、ときどきやるようにAmazon商品紹介でヒットした画像を今回もサムネに設定しよう。
この『ジェリーフィッシュは眠らない』に限らず市川憂人さんの著書は未読である。前回拙エントリー で述べた『伊勢物語』と同じく何かのご縁ということで、機会があればいずれ手に取ろうと思う。