家庭の事情というやつで、週一か二週に一度、実家の様子を見に行っている。その折に高齢の身内の無聊を紛らわすため、車で近場に連れ出している。今回の行先はほぼ1年前に下見に行った船頭平河川公園を提案したら、断られなかったのでここにした。
結論を先に書いてしまうと、タイミングよくドンピシャ船頭平閘門を小船が通過するところが見られた。駐車場に大型観光バスが止まっていて、閘門上の橋に20人ほどの観光客がいたから、おそらく企画だったのだろう。
まずはGoogleマップをエンベッドする。
船頭平閘門の水位調整池。検索すると「閘室」と言うようなので、以下この語を使う。
左が北の木曽川側、右が南の長良川側である。
上の写真の右方、長良川につながる運河から、小船が接近してきた。待ち時間ゼロの驚くべき偶然、ナイスタイミングだった。
小船には何も積まれていなかったし、乗客もいなかった。デモンストレーションだったと思う。
船頭さん(?)がベルを鳴らした。「閘門を開けてくれ」という合図のはず。
上の写真右上端にちらっと写っている郵便ポストのような形の茶色い箱がスイッチボックスで、あらかじめ待機していた操作員さんがなにやらスイッチを操作した。
扉が開き始めた。
わが格安スマホにも動画の録画機能がついていたことを思い出したので、小船が閘門の扉を通過する瞬間は動画を撮ってみた。
「はてなブログ」は動画ファイルmp4が直接貼れないので、X旧ツイッターをアップローダー代わりに使う。
船頭平閘門を通過する小船 pic.twitter.com/nAxvfoBNcb
— しいたけ🍉しいたげられた (@wtnb4950) 2024年6月27日
扉が閉じるところも録画できた。
船頭平閘門の扉(長良川側)が閉じるところ pic.twitter.com/Xlub9ekseZ
— しいたけ🍉しいたげられた (@wtnb4950) 2024年6月27日
閘室に入った小船。
これから閘室の水位を調節して、すなわち上流の木曽川側から閘室に水を流し込んで、上流側の扉も開くのだろう、ただしそれには少し時間がかかるだろうと想像した。
ところが同行した身内は、閘門にかかる橋の対岸の、水路が見えないあたりに立っていて、明らかに興味がない表情を示しているではないか!
私が千載一遇のチャンスをものにして興奮しているというのに…
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もし単独行であったら、橋の上で何十分か待機して反対側の扉が開閉する瞬間もスマホカメラに収めたかったところだが、いたしかたない。公園散策に切り替えることにしよう。
アガパンサスが満開を迎えつつあった。
園内はアジサイの盛りでもあった。
芝生広場とデ・レーケ像遠景。デ・レーケは明治治水の技師で、宝暦治水の平田靱負と並ぶ地元の大恩人である。
アジサイをもう何枚か。船頭平河川公園は国営木曽三川公園の施設の一つだけあって、手入れは行き届いている。
ガクアジサイ。
カシワバアジサイ。
公園案内図。文字起こしは 去年の6月30日付拙過去記事 に貼ったので、今回は省略する。
右側案内図のイラスト部分だけ拡大する。
閘門に戻ったら、木曽川側の扉が開いていた。ただし小船は閘室内を行き来していたので、木曽川側に抜けるデモンストレーションは終わったところだったのだろう。
扉が閉まるところは見られた。動画は撮りそこなった。残念!
残念というなら、これほどのチャンスに遭遇しながら、身内が喜んでくれなかったことこそが残念であった。口には出さなかったけど。
閘門から駐車場に戻る道すがらにあった、変わった枝ぶりのマツ。
左下説明版によると「人権の松」というそうだ。
Googleレンズによる文字起こしを貼って、今回の締めにしよう。
人権の松
この松は、'79国際児童年を記念して開催された豊明市・愛知郡長久手町・同日進町・同東郷町と海部郡立田村の児童交歓会の記念樹で「人」を形どっています。
当地の人権のシンボルとして、いつまでも人々の心に生き続けることを願います。 平成5年3月 名古屋法務局
昭和54年度法務省指定人権モデル地区 海部郡立田村
愛知県人権擁護委員連合会 名古屋人権擁護委員協議会
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