ありふれた近所の神社へ、勝手にやっているお百度参りのシリーズである。
シリーズ前回記事 に貼ったマップのスクリーンショットに、セブンイレブンのマークが表示されていたのに気がついた。ここのセブンイレブンは、大脇内山トンネル関係やお百度参り五社めシリーズの拙記事で、よく言及したところだった。
今回はここを起点に、大蔵池公園までのスマホ写真を並べてみようと思いついた。必然性が薄い気もするが、だんだんネタが尽きてきたんだよ言わせるな。
経路と枠線を描き加えています。
セブンイレブンの看板と大脇内山トンネルを前後駅方面から眺めたところ。2月18日付拙記事 には「(トンネルをネタにするのは)すみません多分これで最後にします」と書いてしまっていた。またやっちゃいましたごめんなさい。
セブンイレブンの向かいに格安のお好み焼き店がある。ここもたびたびネタにさせてもらったなぁ。
駅方面から見てこの三叉路(突き当りがセブンである)を右折すると、けっこう立派な道がある。
この道はずっと先で国道一号線とつき当たり、そのあたりがうちの市の桶狭間で、去年ネタにした ことがある。「うちの市の」と断ったのは、桶狭間は隣接する某200万政令指定都市にもあって、本家争いをしているからだ。こちらも ネタにした ことがある。
道路の西側には、細長い山脈状の丘が延々と続いている。
このあたりの地形を、私はよくテーブルの上に伏せた手のひらに喩える。右手を伏せたとして、人差し指と中指の指の股にあるのがうちの市の桶狭間で、中指と薬指の指の股にあるのが隣の市の桶狭間だと表現したら、遠からずじゃないだろうかと思う。
高圧の上水道などインフラが整理された現代では、このくらいの高台は日当たりと水はけがよいので恰好の住宅地だが、前近代は灌漑が難しく耕地に適さないので里山になっていただろう。里山と言っても昔は薪、木の実、鳥や小動物などの資源をもたらしてくれる、地元の人々にとっては貴重でなじみの深い場所だったろう。
戦国の昔、「街道一の弓取り」と称された今川義元は、上洛を企て諸説あるが2万5千と言われる兵を率いて、東三河の1000m級の山地を越えこの地に入った。前途には関ヶ原を越えるにしろ鈴鹿を越えるにしろ2000m級の山脈が立ちふさがっている。せいぜい数十mの標高しかないこのあたりの丘陵地など、物の数ではないと考えたであろう。
無断で領内に侵入されたことに恐慌しかつ激怒した若き織田信長は、起死回生の策として、おそらくはこれら丘陵の稜線に物見を配置し義元の本陣を特定すると、これも諸説あるが手持ちの3千の兵を、やはりおそらくは稜線伝いに集中投入し、ワンチャンをゲット、すなわち義元本陣を他の諸隊と分断しピンポイントで大将の首を挙げることに成功したのではないかという想像は、以前も書いた な。
このまま歩くと大蔵池公園の西口に至るが、広い車道沿いばかりを歩くのは退屈に感じたので、住宅地の細い道に入り込んでみた。地図上で見ると最短距離のはずだし、広い道は景観があまり変化しないが細い道は激しく変わる。
正面に特徴的な高圧線の水色の鉄塔が見える。これが最短距離だという目印のような気がした。
右手にドブのような(失礼!)川があるが、これが大蔵池を水源とする大蔵川である。
大蔵池の堤防にたどり着いた。
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ツボミを定点観測。今週末(つまり今日だ)くらい、そろそろかなと思ったけど、まだちょっとだけ早かった。
もうバラしてしまうと、満開のサクラごしに神社を撮りたかったのだ。来週のお楽しみにとっておこう。
大蔵池ごしに、水色の高圧線鉄塔を。
大蔵池を背に花壇側を見ると、大きなサクラの木がある。お参りを始めたときは裸木だったが、今日は3分咲きである。光線の角度が悪くてわかりにくいけど。
ならばと大蔵池西岸の九左山古窯址のサクラを。こちらも 前回撮ったとき は裸木だった。やはりまだ満開じゃない。
「万葉の森」の四阿〔あずまや〕と歌碑。背景の並木はみなサクラだったのだ!
すでにお花見をしているグループが何組か。バーベキューのいい匂いが漂っていた。
サクラの枝を接写すると、かなり開いてるように見えるんだけどな。
角度を変えて、もう一枚。
鉄塔の足元がよく見たいですか? はいどうぞ(誰もそんなこと言ってない
大蔵池に戻って、南方を眺める。高圧線がえんえんと連なっているのが、山脈のような丘陵地の稜線である。伊勢湾岸の発電所から名古屋市街の電力消費地まで、高圧線を引くには格好の条件だったのだろう。名古屋って言っちゃったよ何が悪い?
さあお参りだ。
境内から大蔵池公園を見下ろしたところ。満開の時期には景観が変わるだろうか?
今回は15回参拝して合計75回とした。退院のニュースが届く頃に、満願100回の報告と満開の画像をアップすることができるだろうか?
参拝終了後、神社の鳥居前から南方を眺めてみた。遠くに見えるのが伊勢湾岸道の高架である。
今回はまだ満開が少なく、ちょっと欲求不満気味だったため、帰りの道すがら、ぜんぜん関係ない場所だったけど、ほぼ満開のサクラを見つけたので撮ってみた。
ソメイヨシノに比べると少しピンクが濃いかな? 満開の時期も違うから、種が違うのだと思うけど、なんという名前なのか私にはわからない。
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