🍉しいたげられたしいたけ

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数学

どんな命題でも証明できてしまうインチキ背理法について

わたくし わっと(id:watto)はミレニアム懸賞問題の一つにして最難関未解決問題として名高い「P≠NP予想」の証明に成功したことを、ここに宣言する( ̄^ ̄) ウィキペによると「P≠NP予想」とは次のようなものである。 計算複雑性理論(計算量理論)における…

底面が円状になる椅子が最も安定度高くなるのなら、円形のキャスターを作ってしまえばいいんじゃないかと考えた

前回のエントリーの続きです。 こんなの。ボール型のキャスターを円形のレールに詰めて床面と接触させる。レールと椅子の脚をつなぐ腕は三本でもかまわない。厳密には、床面上にキャスターが作る図形は、円ではなくボールの数をnとするとn角形になるのだが …

キャスターのついた椅子の脚(特にオフィス事務用チェア)が五本である理由に関する考察

三相交流のエントリーなんか典型だけど、シンプルな数字に「実はそれしかない!」という意味を見出すと感動するのが「理系脳」である(そゆえば「萌える」って見なくなったような気がするけど、死語かな?)。複数の置換群を持つ位数の最小は4であるとか(小…

第9惑星のド外れた遠さが話題になっているけど(いないか?)、じゃあ地球から一番近い惑星はどれかというと…

3日ほど前のニュースで、こんなのがあった。 megalodon.jp ログインが必要な部分を読むと、他の小惑星の軌道の動きから計算し推定したとのことだ。これは天王星、海王星といった肉眼では見えない惑星を発見した手法と同じなので、大いに期待が持てる。やみく…

なぜ正弦波が欲しいと思ったかというと、高圧電線の本数が3の倍数であることを誰にでもわかるように説明したかったから

前回、前々回のエントリーは何のためにアップしたかというと、発端はいつも読ませてもらっている id:kazuhotel さんの、このエントリーへの突っ込みでした。 kazuhotel.hatenablog.com 重箱の隅つつきとか揚げ足取りとかが大好きな性格の悪い奴なので、さっ…

続・正弦波(サイン波)のフリー素材がなければExcelで作ればいいんだと思いついた

前回のグラフをExcelグラフの「散布図」というのと組み合わせると、「x軸をcos、y軸をsinにすれば円運動、x軸を角度、y軸をsinにすれば正弦波」ということを示すアニメgifが簡単にできることを思いついた。 スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoo…

正弦波(サイン波)のフリー素材がなければExcelで作ればいいんだと思いついた

「正弦波 フリー素材」で検索しても手頃なのが見つからなかったので、ちょっと考えて自分で作ることにした。結果から先に貼ると、こんなの。 スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); Excelグラフのプロットエリアをペイントに…

ジョン・ダービーシャー、(訳)松浦俊輔『代数に惹かれた数学者たち』(日経BP社)

代数に惹かれた数学者たち作者: ジョン・ダービーシャー,松浦俊輔出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2008/04/03メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 60回この商品を含むブログ (14件) を見る『天才ガロアの発想力 ?対称性と群が明かす方程式の秘密? (tanQブ…

ブライアン・ヘイズ、(訳)冨永星『ベッドルームで群論を―数学的思考の愉しみ方』(みすず書房)

ベッドルームで群論を――数学的思考の愉しみ方作者: ブライアン・ヘイズ,冨永星出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2010/09/11メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 70回この商品を含むブログ (36件) を見るガロア理論の概説書を何冊か読んで、なんとなくわ…

金重明『13歳の娘に語る ガロアの数学』(岩波書店)

13歳の娘に語る ガロアの数学作者: 金重明出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/07/29メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (3件) を見る以前に小島寛之『天才ガロアの発想力 ?対称性と群が明かす方程式の秘密? …

小島寛之『天才ガロアの発想力 〜対称性と群が明かす方程式の秘密〜』(技術評論社)

天才ガロアの発想力 ~対称性と群が明かす方程式の秘密~ (tanQブックス)作者:小島 寛之技術評論社Amazon書いてあることをまだ完全には理解できていないが、名著だと思う。 なんで「群」というものがいるのか、なんで「群」というのがスゴイのかが、おぼろげ…

丹羽敏雄『数学は世界を解明できるか―カオスと予定調和』(中公新書)

数学は世界を解明できるか―カオスと予定調和 (中公新書)作者: 丹羽敏雄出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1999/05メディア: 新書購入: 2人 クリック: 33回この商品を含むブログ (13件) を見る扱っている素材はすごく面白そうなのに、「数式を一切使わな…

ジョン・ダービーシャー、(訳)松浦俊輔『素数に憑かれた人たち ~リーマン予想への挑戦~』(日経BP)

素数に憑かれた人たち ~リーマン予想への挑戦~作者:John Derbyshire,松浦 俊輔,ジョン・ダービーシャー日経BPAmazon「数式の出てこない数学の解説書」というのは物足りない。しかるに数式の出てくる本というと専門書になってしまい、ちょっとやそっとでは歯…

日記

メモ代わり 「相加相乗平均に新証明法 高校教諭、運転中にひらめく」 http://www.asahi.com/science/update/0816/OSK200808160004.html論文(pdf・英文) http://www.emis.de/journals/JIPAM/images/080_08_JIPAM/080_08.pdfすげーっ!(゚Д゚; スポンサーリン…

曇のち雨|日記

久しぶりに本を処分 ダンボール一箱分くらい、廃棄。 ダンボール一箱分弱、ブックオフに持っていく。 ところが…全然減ってねぇ…(TДT) 自分の性癖に問題があることはわかっている。一冊読んで面白いと、同じ著者の本や類書を三〜四冊は買い込む。また、何か始…

ドナル・オシア、糸川洋(訳) 『ポアンカレ予想を解いた数学者』(日経BP)

ポアンカレ予想を解いた数学者作者: ドナル・オシア,糸川洋出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2007/06/21メディア: 単行本 クリック: 54回この商品を含むブログ (46件) を見るポアンカレ予想というものについては、'06/06/23のエントリーの後半で、私の理解…

久しぶりの数学ネタ

今週のmikly〔ミクリィ〕に『日本人の名前がついた○○』という記事があって、その中で「刈谷の定理」というのが紹介されていた。「△ABCの内接円と、辺BC、CA、ABとの接点を、D、E、Fとするとき線分AD、BE、CFは一点で交わる」というものだそうだ。 miklyには…

野崎昭弘『不完全性定理―数学的体系のあゆみ』(ちくま文庫)

不完全性定理―数学的体系のあゆみ (ちくま学芸文庫)作者: 野崎昭弘出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/05/01メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 161回この商品を含むブログ (82件) を見る三国志だけが中国史じゃないが三国志関係の本が出ると買っちまう…

晴|日記

矢野健太郎、一松信『角の三等分』(ちくま学芸文庫) 角の三等分 (ちくま学芸文庫)作者:矢野 健太郎筑摩書房Amazon表題は有名なギリシャ以来の数学の難問、「定規と両脚器*1を有限回用いて、与えられた角の三等分が作図できるか」を意味する。 本書では、そ…

小笠英志『4次元以上の空間が見える』(ベレ出版)

4次元以上の空間が見える作者: 小笠英志出版社/メーカー: ベレ出版発売日: 2006/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 30回この商品を含むブログ (9件) を見る図に示すような、つながった鎖の輪のような二つのリングがある。 このリングのうち片方に、他の…

南みや子、永瀬輝男『ポアンカレの贈り物―数学最後の難問は解けるのか』(講談社ブルーバックス)

ポアンカレの贈り物―数学最後の難問は解けるのか (ブルーバックス)作者: 南みや子,永瀬輝男出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/03メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (7件) を見る再読。しかし初読と変わらない。肝心のところはなんにも覚…

サイモン・シン、(訳)青木薫『フェルマーの最終定理』(新潮文庫)

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)作者: サイモンシン,Simon Singh,青木薫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/05/30メディア: 文庫購入: 105人 クリック: 1,697回この商品を含むブログ (584件) を見る面白いっ!500ページ近い文庫本としては厚い本なんだけ…

佐藤修一『自然にひそむ数学―自然と数学の不思議な関係』(講談社ブルーバックス)

自然にひそむ数学―自然と数学の不思議な関係 (ブルーバックス)作者: 佐藤修一出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/01/20メディア: 新書購入: 3人 クリック: 30回この商品を含むブログ (7件) を見る一般向けの数学の本としては、難易度は高くはない方だとは…

E・T・ベル、河野繁雄(訳)『数学は科学の女王にして奴隷 2 科学の下働きもまた楽しからずや』(早川文庫)

数学は科学の女王にして奴隷〈2〉科学の下働きもまた楽しからずや (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)作者: E.T.ベル,Eric Temple Bell,河野繁雄出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/10/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ…

E・T・ベル、河野繁雄(訳)『数学は科学の女王にして奴隷 1 天才数学者はいかに考えたか』(ハヤカワ文庫)

数学は科学の女王にして奴隷 1 《数理を愉しむ》シリーズ (ハヤカワ文庫 NF)作者: E・T・ベル,河野繁雄出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/09/23メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (18件) を見る数学の一般向け解説書にしては…

ここのところ「数式が読みたい数式が読みたい」と…

一つ覚えみたいに書いているが、読みたいのだったら読めばいいじゃないか、ということで、足立恒雄『ガロア理論講義 (日評数学選書)』というのを、ゆっくりじっくり時間をかけながら読んでいる。ただしガロア理論の講義というのは、どこで読んだのか忘れたが…

竹内淳『高校数学でわかるシュレディンガー方程式』(講談社ブルーバックス)

高校数学でわかるシュレディンガー方程式―量子力学を学びたい人、ほんとうに理解したい人へ (ブルーバックス)作者: 竹内淳出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/03/17メディア: 新書購入: 15人 クリック: 79回この商品を含むブログ (34件) を見る高校時代と…

竹内淳『高校数学でわかるマクスウェル方程式―電磁気を学びたい人、学びはじめた人へ』(講談社ブルーバックス)

高校数学でわかるマクスウェル方程式―電磁気を学びたい人、学びはじめた人へ (ブルーバックス)作者: 竹内淳出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/09/20メディア: 新書購入: 12人 クリック: 49回この商品を含むブログ (24件) を見ると言う訳で(だからどんな…

中村亨『数学21世紀の7大難問』(講談社ブルーバックス)

数学21世紀の7大難問―数学の未来をのぞいてみよう (ブルーバックス)作者: 中村亨出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/01/21メディア: 新書購入: 3人 クリック: 26回この商品を含むブログ (8件) を見る読書日記は原則として全部読んだ本のことを書いているの…

ロビン・ウィルソン、茂木健一郎(訳)『四色問題』(新潮社)

四色問題作者: ロビン・ウィルソン,茂木健一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/11/25メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 25回この商品を含むブログ (40件) を見る 四色問題 四色あれば、どんな地図でも 隣り合う国々が違う色になるように 塗り分ける…